懐かしのたぬきケーキがあるお店「卯月堂」!


「たぬきケーキ」をご存じですか?
 
昭和40年~50年代に流行して、全国のお菓子屋さんで作られていたケーキです。
まだ生クリームが貴重だったころ、保存がしやすいバタークリームを使って作られたたぬき型のお菓子。懐かしく思い出される方もいるのではないでしょうか。
 
 たぬきケーキのあるお菓子屋さんは古くからの店が多く、時代の流れとともに徐々に姿を消している所から、「洋菓子界の絶滅危惧種」なんて言われています。
 

※その生息をまとめたマップが存Σ(๑°ㅁ°๑)※

一部のマニアの人たちは、たぬきケーキをゲットすることを「捕獲する」と言うのだとか。
そんな絶滅危惧種のたぬきケーキ、実は胎内で「捕獲」できるんです・・・!



北本町にある卯月堂。昭和初期から営業している老舗です。
歴史を感じるレトロな門構え・・・さっそくお邪魔してみましょう(⑅•ᴗ•⑅)੭⁾⁾


貴重な生物を求めるハンターのような気持ちでショーケースをのぞき込むと・・・


いた!いました!!絶滅危惧種のたぬきケーキ(*´ロ`*)!!
にわかのカメラ女子でしたが、その存在を確認して愛おしさがこみ上げてきました(笑)!




純和風の建物からは想像しにくいのですが、卯月堂さんは洋菓子のレパートリーが豊富。
どれも素朴で懐かしい、一周回って新しい、そんなお菓子が並んでいます(*ฅ́˘ฅ̀*)♡




もう一つのショーケースには和菓子のパレード。
看板商品のコーヒーどらやきや、胎内銘菓の『水芭蕉』の姿が確認できます。

カメラ女子、たぬきにとどまらず「あれも!」「これも!」と捕獲を開始。
結局たくさん連れて帰ってきてしまいました・・・( ˙▿˙ ; )=3



卯月堂さんでは、材料に市内・県内のものが多く使われています。

胎内市の名産「米粉」や、サツマイモの「べにはるか」を使った新商品を開発したり、コンテストに参加したりして、常に地域の、お菓子業界の発展を考えて営業されています。



もとは和菓子屋からのスタート。洋菓子製造を始めたのは先代から。
それまでの商品にも洋菓子の要素を取り入れ、時代の流れに対応しながら伝統を守ってきました。



そんな変化の中で、実は「たぬきケーキ」にも、一時販売終了の危機がありました。昔から使っていた材料が生産中止になったためです。

「思い出のたぬきケーキをなくさないで!」というお客さまの声により、製造方法を変えて生産を継続。
某TV番組で“密かなブーム”と言われてから、懐かしいバタークリームが味わえるお菓子として再び人気商品に返り咲きました。



「お客さまの喜ぶ顔がなにより嬉しい。これからも幅広い層のお声に応えていきます」

三代目はおっとりと優しい口調で仰います。
が、その実は、地元の先輩に言われ「カレー笹団子」なる珍品を開発するようなチャレンジ精神旺盛な方(笑)!その精神で、「たぬきケーキが捕獲できる場所」として、いつまでも伝統をつないでいってほしい。

卯月堂の伝統と革新のお菓子の数々、ぜひゲットしてみて下さい。

 
 
卯月堂菓子舗
胎内市北本町5-25
0254-43-2545

営/9:00~19:00
休/木曜(祝日の場合には別日)
駐/なし(熊野若宮神社Pより徒歩3分)


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